流行語大賞2020

PCR検査が流行語大賞2020なのは何故?実はこんな話が・・・。

11月5日に流行語大賞のノミネート語に「PCR検査」がありましたね。

検体を採取してウイルスの遺伝子配列があるかないかを調べる検査法。PCRはポリメラーゼ連鎖反応の略で、ウイルスのDNAもしくはRNAを増幅させて検出する。新型コロナウイルスの場合、陽性だと感染していることになり、確定診断に使われている。

PCR検査は、現在ウイルスが体内に存在しているのか(感染しているのか)を調べることができるものであり、微量のDNA断片を増幅して検出する方法です。鼻の奥をぬぐった粘液や唾液から採取して検査を行います。

【従来のPCR検査】
今までのPCR検査は、精度は高いものの、医師による診断が必要、実施できる医療機関が限られていること、検査費用が高い、結果が出るまで数時間が必要など、一般の方には検査が受けづらい状況がありました。

抗原検査は、新型コロナウイルスに対する抗体を用いて抗原を見つける検査で、感染のマーカーとして、ウイルス表面のタンパク質の断片を検出して検査を行います。

抗原が検出できれば、高価な機械や訓練、労力がなくても、感染しているかどうかが
短時間で 診断でき、新型コロナウイルス感染症の新規感染を 診断するのに適しているといえます。

ただし、PCRとは異なり、検出にはより多くのウイルスが必要であり、PCRに比べて精度が劣ります。このため、抗原検査はPCR検査と組み合わせて活用することが多く見受けられます。

PCR検査と抗原検査がウイルスそのものをつかまえる検査なのに対し、抗体検査はウイルスに感染した人の体内で作られた抗体を検出するという点で大きく異なります。

抗体を体内に持つことで、再び同じウイルスが体内に入ってきても抗体がウイルスを排除してくれるようになるため、以前に新型コロナウイルスにかかったことがある場合には、再発しにくくなります。 ※必ず再発しないという保証はありません。

また、抗体検査で抗体を調べることにより、PCR検査などでも判定が難しい感染初期の判定が可能です。

通常、抗体検査キットでは、「IgM抗体」、「IgG抗体」という2種類の抗体を一度に調べることができ、IgM抗体は感染からおよそ1週間、IgG抗体はおよそ2週間後に検出されるようになるため、血液中に抗体が存在すれば判定が可能です。

  • 新型コロナ感染症対策として、PCR検査を拡充することは、早期診断、感染拡大防止において重要な課題です。はじめは国立感染症研究所の検体採取マニュアルには、PCRの検体は喀痰や、鼻咽頭ぬぐい液(スワブ)と指定されていました。

 

  • スワブ検査の実施は、医師、看護師、臨床検査技師等に限られています。感染リスクもあるため、その人員確保は難しく、検査に要するマスクやガウンなどの防護具も不足していました。人員・防護具の不足している状況でPCR検査の拡充を図るのは極めて困難であり、より安全、簡便な検体採取法の確立は急務の課題でした。

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