11月5日に流行語大賞のノミネート語に「香水」がありましたね。
無名のシンガー・ソングライター瑛人(えいと)の楽曲「香水」がヒット。リリースは19年4月。20年4月頃から動画投稿アプリTikTokでカバー動画の投稿が増え、話題に(チョコレートプラネット長田の動画など)。歌詞に出てくるドルチェ&ガッバーナの香水が実際に売れるという現象もおこった
1番の歌詞
3年前に別れた元恋人から突然のLINE。
しかも「いつ空いてるの?」と会おうとしてる感じ。それに対して、動揺しながらも昔を思い出す自分。
でも今の自分を「クズ」と表現し、きっとこの3年で他の女性との交際もあったが、相手を傷つけてもなんとも思わないような人間になったことを言ってるのかな?という感じ。
余程心残りのある女性だったのでしょう。
「横にいると思い出す」
と言っているので、2人は再会した様子。
「別に君を求めてないけど」
からサビが始まりますが、なんとなく自分にいい聞かせているような感じです。
しかしそこで心揺るがすものが「香水」の香り。
2人が幸せだった時の記憶が香水の香りによって自然と思い出されてしまいます。
2番の歌詞
2番の歌詞では少し現実に戻される感じですね。
3年という時間は、自分だけが変わってしまったのではなく同じように相手も変わっていた。
当時吸っていなかったタバコを今は吸っている。
元恋人の雰囲気や態度の変化をタバコで表現しているのでしょう。
「悲しくないよ、悲しくないよ」と繰り返しているのが、また自分に言い聞かせているのと同時に、戸惑いと動揺を生んでる感じがします。
「でも見てよ今の僕を空っぽの僕を」
ここで変わったのは相手だけでなく、自分もそうだ!と思っているのでしょう。
時の流れは残酷なものだったのかもしれません。
2番目の歌詞ではそんな変わってしまった相手を好きになるなんてあり得ないと強い感じなものの、
やっぱり香水の香りが邪魔をして幸せだったことを思い出してしまう感じですね。
3番の歌詞
今更、あの頃に戻りたいとは思わない。
どれだけ自分に言い聞かせようとしても、元恋人が変わっていようとも。
でも3年前と変わらない香水の匂いと同じように、元恋人変わらない目を見ていると、
やっぱり戻りたくなってしまう。
最後のサビでは自分に言い聞かせて、強がっていたのも全て捨てて素直になっています。
何年経とうが、変わっていようがまた好きになるくらい魅力的な相手。
しかしまた同じことを繰り返し、最後は別れを迎えるだろうと思っているのでしょう。
復縁する訳でもなく、終わっています。
香水の香りで昔を思い出しながら、必死に好きになろうとする自分を押し殺している感じです。
なんだか切なすぎる関係。でもそれがまた人を惹きつける歌詞なのかもしれませんね。